新型コロナウイルス感染症拡大防止が叫ばれる中、地域の有志が青パト(青色回転灯を装備した車両によるパトロール)による広報を始めた。地域に呼びかけるのは不要不急の外出自粛や関連詐欺への注意。地域の自発的な活動に行政や警察等も期待を寄せている。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑える--。きっかけは、事業を通じて日吉の商店街活動に携わり、これまで青パトによる防犯の注意喚起も行ってきた西脇秀人さんの発案。青パト車両を活用した広報ができないか各方面に相談し、車両を所有する防犯協会の協力も得て、地域の有志数人による活動が始まった。
車両巡回中に放送する文言の吹き込みは、区役所職員が担当。【1】不要不急の外出自粛【2】給付金など関連詐欺への注意――を呼びかける内容となっている。
活動初日は5月1日、連休中は4日にも区内を巡回した。搭乗者は両日とも2人で、一度の活動時間は約2時間。区内の、主に公園や商店街、商業施設付近を走行し「全体としては思ったより人が少ない印象だったが、初日の方が人の出があった」と話す西脇さん。放送に耳を傾ける様子から、地域の関心の高さが伺えたという。活動2日目に乗車した嶋村公さんは、町会役員や港北交通安全協会の代表理事も務める。「(放送に反応し)振り向いてくれる人が多かった」と感想を話す嶋村さん。「青パトの巡回により地域の意識が少しでも向上すれば」と活動の意義を口にする。青パトによる巡回は週に1度程度続ける予定。
「区役所の取組みだけでは手が届かない部分もあり(広報活動は)ありがたい」(港北区役所総務部地域振興課、田邊俊一課長補佐)、「警察発信の広報とは違った効果があるのでは」(港北警察署生活安全課、原英伸課長)と行政、警察も注目している。
「新型コロナウイルスを人にうつさない行動の大切さを呼びかけたい」と西脇さん。早く終息させることで、地域や商店街に日常が戻ることを願っている。
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