基本対策の徹底を
今年も猛暑の季節がやってきた。この時季に注意したいのが、「熱中症」。5月1日〜8月3日の期間、港北区内で緊急搬送された人数は23人。前年同期間の搬送者数は40人、”災害級の暑さ”と言われた一昨年は89人を記録しており、現時点では比較的搬送数は少ない件数に留まっている。横浜市全体でも、同期間の搬送人数は229人(前年比284人減)と減少傾向に。原因分析はこれからだが、同署には「長梅雨や外出自粛による在宅時間の増加も要因として考えられるかもしれない」としている。また、例年梅雨明け以降は一日の搬送者数が平均10人以上(それ以前は約5人)になるという。実際に、8月に入り7日間連続で最高気温が30度を超える真夏日を記録しているため注意が必要だ(8月7日時点)。
横浜市内での発症状況を見ると、最も多いのが「屋外作業中」。2番目の「屋外での歩行中」とで全体の約半数を占めており、やはり直接日光の当たる屋外が危険性が高さを伺わせる。また今年は新型コロナの影響で、夏でもマスク姿で過ごすことも多く、搬送者の約3分の1がマスクを着用していたという。マスクと発症との因果関係は「不明」とのことだが、喉の渇きに気づきにくくなることも考えられ、水分補給を疎かにしないこと等が求められる。
同署救急担当係長の青木浩明さんは「細かな水分補給。暑い場所を極力避ける。室内ではエアコンを使用。基本的な対策を徹底して」と話す。同署では電車や商業施設でのメッセージの掲出などで注意を喚起している。119番の目安は「意識がおかしい」「自力で水分を摂れない」とのこと。「判断基準のひとつにして。一緒に猛暑を乗り越えましょう」と呼びかけた。
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