老舗書店の社員が文房具や本、雑貨などの世界を「愛を持って」紹介するYouTubeチャンネルをご存じだろうか。
5分から10分ほどの番組を独自配信しているのは、県内を中心に40店舗展開する(株)有隣堂だ。「有隣堂しか知らない世界」と題し、ミミズクのキャラクターMCと商品にこだわりを持つ同社社員らとの掛け合いが魅力。10月末時点で18回まで公開している(毎週火曜日に更新)。
紹介する「世界」は、寄席演芸専門誌やプロレス専門誌といった書籍だけでなく、文房具バイヤーによるインクをつけて使うガラス製のペンや、イラストの型を抜くクラフトパンチなどさまざま。担当者は「おすすめは12回目の『油性ボールペンの世界』」とし、「一強」といわれる三菱鉛筆のジェットストリームより書きやすいペンを紹介する企画を上げる。
キャラMCの語り口が好評で、商品を紹介されたときに正直に「これ好きじゃないなあ」とばっさり斬る場面も。セリフがほぼアドリブで、キャラの声が社外の人間だからこその”辛口”になっている。
企画の選定基準でも、「サムネイル(番組一覧の静止画)で映えるもの」と徹底して面白さを追求。「まずは自由に楽しんで」と担当者。
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