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未来のために、今選ぼう 「賢い選択」で快適な地球に 温暖化対策は「待ったなし」
芝生の上で遊ぶ児童ら
猛暑や台風の大型化、過去にない規模の豪雨による被害など、近年、気候変動の影響が深刻なものになった。地球温暖化対策は「待ったなし」の状況といえる。
横浜市では、脱炭素化を目指し「ＣＯＯＬ ＣＨＯＩＣＥ（クールチョイス）」を呼びかけている。これは、節電や省エネ家電への買換え、再生可能エネルギーの利用など温暖化対策に資する「一人ひとりの賢い選択」を促す運動だ。
屋上緑化で地域と交流
市街化に伴いヒートアイランド現象が進む中、港北区は地球温暖化対策に積極的に取り組んでいる。
最もひどいときで教室内が40℃を超えることもあったという区内の太尾小学校には、約80平方メートルの芝生の屋上広場『ふれあい広場』がある。これは「教室の気温を下げたい」「みんなが楽しめる場所にしたい」といった子どもたちの願いを受けて、２００９年３月に開設された。
現在『ふれあい広場』は、子どもたちが屋上開放日に青々と茂った芝生の上で伸び伸びと遊ぶことができるだけでなく、緑に親しみ、地球環境について考える場としても活用されている。
芝生は地域ボランティア（学校運営協議会）の熱心な手入れにより維持されている。また、学校自然委員会の子どもたちもボランティアに教わりながら芝刈りに取り組んでおり、学校と地域の交流の場にもなっている。
温暖化による私たちの生活への影響は、何もしなければ今後更に加速すると言われている。地球環境と私たち、そして子どもたちの未来を守るためには、一人ひとりの「賢い選択」が重要だ。
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