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菊名コミバス ワクチン接種の送迎支援 おでかけ便、臨時運行

コミュニティ社会

掲載号:2021年6月10日号

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おでかけバスに乗車する利用者と砂田さん(右)
おでかけバスに乗車する利用者と砂田さん(右)

 菊名・篠原地区で高齢者の外出支援を行う「コミバス市民の会」(入江勝通・砂田正子・山田平保共同代表)は、ワクチン接種会場(港北公会堂)への送迎サポートを開始した。坂道が多く、高齢者にとっての移動負担が大きい同地区。今回、おでかけバスの臨時便を運行し、利用可能な対象も拡大した。砂田さんは「一人でも多くの困っている人の手助けをしたい」と話す。

 同会の「菊名おでかけバス」は、高齢者の買い物や通院などの外出支援として2011年にスタート。会員を対象に毎週火曜日に7便を運行していた。

 今年の5月に入り、新型コロナウイルスのワクチン接種がスタート。しかし、同地区から最も近い会場の港北公会堂までの道のりには、険しい坂道が続くことから、「高齢者も多い地域なので、移動困難な方も少なくないのでは」との声がメンバー内からもあがり、急遽ワクチン接種の送迎サポートが始まった。

 臨時便は、当面水曜・土曜日の運行予定。「菊名駅」を中心に、「オーケー妙蓮寺店」から「港北公会堂」までのエリアを走行する。定員はワゴン車4人、乗用車は3人の予約制。従来のおでかけバスは会員制度となっていたが、「身近に家族や頼れる人がいなくて困っている人を支えたい」と、今回はルート周辺の住民であれば誰でも予約することができる。

 また、周辺の錦が丘町内会、表谷町内会、富士塚自治会の協力で、案内リーフレットや申込書を地域住民に配布して広報を実施。同会を支援する港北区社会福祉協議会は、同協議会の駐車場を乗降時のスペースとして提供するなど、支援の輪は地域に広まっている。既に10人以上から利用の申し込みがあるといい「日程や便数に限りはあり、全ての人に当てはまるわけではないが、少しでも地域の支えになれれば」と砂田さんは話す。

 6月3日には、チラシを見て申し込んだという奥山梶子さん(95)が娘とともに乗車した。検温や手指消毒、移動時も窓を開放するなど感染対策も入念に実施。「移動の負担はもちろん、地域の方々が送迎してくれるという安心感もあり、ありがたい」と感謝を口にした。

 「菊名おでかけバス」についての問い合わせや申し込みは、同会【携帯電話】080・5456・1436(知久さん)、090・8113・6283(砂田さん)へ。

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