妙蓮寺
家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。
NPO法人びーのびーのは7月11日、新生児ファミリー支援事業「産前産後のおうち」をスタートした。10日間余りで問い合わせは40件以上。利用者が頼れる人や制度を実感し、安心して子育てできる居場所を目指す。
「新生児ファミリーが疲れや不安を解消し、安心して子育てできる居場所を作りたい」との思いで始まった同事業。2020年からヒアリング調査や試行などを重ね、7月11日、赤い羽根福祉基金の助成事業として運営をスタートした。産前産後の家族なら誰でも利用できる日帰りの「おうち」。場所は、Rojiハウス(東急東横線大倉山駅から徒歩7分)と、よしかたハウス(JR横浜線小机駅から徒歩3分)の2カ所。利用料1500円、1日5組まで。すでに40件以上の問い合わせを受けている。
施設はどちらも一軒家。共用のリビングやキッチン、寝室があり、利用者同士で雑談や悩み相談、食事したり、スタッフに赤ちゃんを預けて体を休めたりできる。リビングでは終始和やかな時間が流れ、利用者は「ほかの人と話せて気分転換になった」「久しぶりにちゃんと食べて寝られた」などと話していた。
助け合いの実体験を
同法人の伊香朗子さんによると、「核家族化や晩婚化、コロナ禍による交流の減少で、子育ての孤立化が進んでいる」とという。頼る先がわからず不安な人や、支援制度の利用をためらっている人も多いそう。「産前産後のおうち」スタッフは、親子の支援に携わってきた地域のヘルパーや、子育て経験者のあるボランティアなど。スタッフとの出会いを通して、身近な頼れる人や制度の存在を実体験できる場所を目指している。さらに「誰でも気楽に来てもらえるように」と、利用申し込み方法はメール一本に。同法人のウェブサイトから申し込める。
みんなでつくっていく
「運営初日は手探りだった」と伊香さん。授乳用の椅子など、利用者の声を聞きながら設備を追加。利用者が気を張らないよう、レクリエーションなどは極力やらないなど、やっと目指す形が見えてきたという。一方的な支援にせず、「利用者と一緒に、産前産後の家族が自分たちで元気を取り戻せるような『産前産後のおうち』をつくっていきたい」と、今後の目標を語った。
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