神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2024年3月21日 エリアトップへ

師岡お囃子の会 地域のつながり、次世代へ 本番に向け練習に力

文化

公開:2024年3月21日

  • X
  • LINE
  • hatena

 テケテンツク ステツク テンツクツ――。

 師岡町会館には、そんなリズムに合わせて笛を吹き、太鼓を叩く音が響き渡る。3月9日、師岡お囃子の会(今井悦子リーダー)のメンバーは、本番に向けたお囃子の練習に力を入れていた=左写真。

 師岡熊野神社では4月29日、現在、氏子が造営している宮神輿の納受・奉納・引き継ぎ式があり、本番とは、まずこの日の演奏のこと。6月2日には地域で宮神輿のお披露目渡御があり、そこでは山車に乗ったお囃子も予定している。

昨年9月、約30人で発足

 師岡お囃子の会が発足したのは昨年9月。深川の木場で生まれ育ち、祭りが身近にあったという師岡町在住二十数年の今井さん(74)が、2人の仲間と立ち上げた。思いは「心を一つに、次の世代につなげていくお囃子があったらいいな」。今井さんによると、かつてはこの地域にお囃子の活動があったが、今では見られなくなったという。

 長年の和太鼓演奏経験のある今井さんだが、発足を前にして、まずは3人で他団体へ修行に赴いた。8月に行った体験会に集まったのは36人。そして9月、募集に応じた約30人のメンバーで活動を開始した。

子どもたちを中心に

 メンバーは保育園児から70代まで幅広く、そのうち20人ほどが子どもたち。「子どもを中心に大人も集まり、そこに一体感が生まれるような地域になれば」

 練習は土曜・日曜、月に2、3回のペースで1回およそ2時間。礼儀作法も教えるため、子どもたちは会館に来るとしっかりとあいさつし、当たり前のように会場設営にとりかかる。

 9日の練習には他団体から指導者を招いており、「手首を動かし、スナップをきかせるように(太鼓を)叩いて」「(迫る本番に向け)信号待ちやトイレなど、どこでも練習できるから。身体で覚えて」など、一層の上達を望む熱心な言葉が飛び交った。

 「難しかったけど、一生懸命やったよ」「ハードだけど楽しかった。でももっと頑張らないと」。練習を終え笑顔で手を振り会館を後にする子どもたちからは、そんな言葉も聞かれた。

 「お祭り風情が残り、それが地域の輪になれば」と活動意義に触れたのは、メンバーの一人で獅子舞の踊り手でもある師岡町在住の荒井孝さん(77)。皆が協力して練習に取り組む姿に、今井さんは「会館での練習準備などの一つひとつの自発的な行動の積み重ねが、”一つになる”ということ。皆で楽しみたいし、思いやりを感じられる会にしたい」と思いを口にした。

獅子舞(踊り手は荒井さん)も登場した練習会場
獅子舞(踊り手は荒井さん)も登場した練習会場

港北区版のローカルニュース最新6

新港ふ頭で4月28日、5分間の花火

新港ふ頭で4月28日、5分間の花火

「横浜スパークリングトワイライト」

4月27日

横浜市内事業所 男性の育児休業取得率 前回から大幅増の40・6%に

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

趣味や生きがい 本で残す

趣味や生きがい 本で残す

タウンニュースの自費出版

4月25日

「幼保小」の活動 冊子に

「幼保小」の活動 冊子に

市庁舎3階で販売

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook