約7万2000人を収容する日産スタジアム(小机町)で6月26日、港北消防署、同消防団、港北警察署、横浜労災病院YMAT、同スタジアムの5機関が協同し、消火・救護訓練を行った。
サッカーの国際試合中に興奮した観客の一人が可燃性の液体を撒き着火させ、スタンドで火災が起き、多数の負傷者が発生した想定で、それぞれ無線等で連携を取りながら被疑者検挙から消火活動、避難誘導、救助活動、トリアージなどの動きを確認した。
港北警察署警備課の䕃山将人課長は「訓練では想定外の事態への対応力や連携が試される。自分たちの役割をしっかり果たせたと思う」と話し、港北消防署警防課の久保竜夫課長は「万一火災が発生した際は消防隊が到着するまでにいかに被害を軽減させるかが重要。日産スタジアムの職員の皆さんは迅速に手際よく、かつ真剣に初期消火に取り組み、大変頼もしかった」と講評した。同スタジアムの井上幸一公園管理局長は「先日も7万人規模のコンサートが開かれ、今後も予定されている。職員の動きも確認できてよかった。各機関の協力に感謝します」と述べた。
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