横浜市 ワクチン3種の無料接種 開始 港北区内の市協力医療機関は70か所
横浜市は今月1日から、「子宮頸がん予防」など3種類のワクチン接種を、全額公費負担で開始した。今年度の事業費12億2000万円のうち、市の一般財源から6億9000万円が投入される。
全額公費負担されるワクチンは「子宮頸がん予防」「ヒブ」「小児用肺炎球菌」の3種類。県内の自治体では先月、二宮町で始まったのを皮切りに、相次いで取り組みが始まっている。
横浜市では「収入の上下で接種できる、できないがあると公衆衛生向上の観点にそぐわない」とし、全額を公費で負担する。
「子宮頸がん」は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により発症する女性特有のがん。ワクチンを接種することで予防が可能とされている。対象は、中学1年から高校1年相当の女性で、接種回数は3回。また、「ヒブ」と「小児用肺炎球菌」は、細菌性髄膜炎や肺炎などを引き起こすことがある細菌。重い後遺症や最悪の場合は死に至ることもあるという。ワクチン接種の対象は生後2か月から5歳未満。接種回数は4回から1回。
市内でワクチン接種ができる協力医療機関は926か所(1月21日現在)。港北区内で公表されている協力医療機関は70か所となっている。
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