日吉台小学校 「いのちを『もの』扱いしないで」 日吉の医師が児童に授業
日吉台小学校の4年生を対象に今月上旬、「いのちの授業」が行われた。人間の「死」をどうとらえ、考えればいいのかを、子どもたちに伝えることを目的とした。
講師を務めたのは同校校医であり、日吉駅前で医院を開く高見沢重隆医師。毎年4年生にこの授業を実施している。
当日はスライドを使いながら「死」「いじめ」「自殺」というテーマを設定し、命の大切さを教えた。特に人を傷つける「いじめ」という行為をどうすれば止められるのか、想像力を働かせてほしいと呼びかけた。 高見沢医師は「職業として死に向き合うなかで体感したことを未来のある子どもたちに伝えたかった。決していのちを『もの』扱いしてはいけない。今を、自分自身を、家族を、友人を大切にしてほしい」と語りかけていた。
子どもたちからは「テレビゲームのように死は簡単なことじゃないことが分かった」「死はただ恐ろしいことじゃないことが分かった。難しいけれどためになった」と話していた。
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