港北・都筑・緑図書館の3館合同で横浜市北部地域の写真を集めたアーカイブ「丘のヨコハマ写真館」の公開が、今月14日からスタートした。市立図書館ホームページ上で閲覧することができ、約300枚の”今昔風景”が楽しめる。
市北部の市立図書館の中でも、青葉区・山内図書館では既に2007年から地域の風景写真を集めた独自のデータベースを開設していたのに対し、港北・都筑・緑区ではこれまで作成されていなかった。そこで今回、市内初となる”3館合同”での事業を開始。「ふるさとの風景を記録するものとして、貴重な郷土資料でもある写真を散逸させないために、アーカイブを作成することになりました」と港北図書館の石田勝行館長は話す。
ビル一つない新横浜も
アーカイブには、過去に区役所や図書館が広報用などで撮影してきた写真約300枚(港北区分は53枚・1950年代〜)が掲載されている。それぞれ地域別・年代別で検索でき、港北区では「日吉・綱島」「新羽」「大倉山」「菊名・妙蓮寺」「新横浜・小机」の5地域にエリア分け。市営地下鉄線開通当初の新羽駅や、昭和30年代の日吉中央通りや大倉山商店街の街並み、新横浜元石川線から臨んだビル一つない新横浜駅方面の風景、鶴見川洪水時の様子なども収められている。
今後は、新たな写真を追加していく他、アーカイブに収録された写真の一部を各館でパネル展示される予定(港北図書館は2月21日(火)〜3月18日(日))。また、春には同館で講演会も企画されている。
問合せは港北図書館【電話】045・421・1211まで。「丘のヨコハマ写真館」【URL】http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/localinfo/hokubu/index.html
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