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港北区版 公開:2012年2月16日 エリアトップへ

区内在住入船亭扇里さん 「"伝えたい"気持ちが大切」 新羽小児童に落語を披露

公開:2012年2月16日

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▲食べ物を口にする仕草を真似る扇里さん子どもたちから驚きの表情と笑い声が
▲食べ物を口にする仕草を真似る扇里さん子どもたちから驚きの表情と笑い声が

 横浜市立新羽小学校で先ごろ、区内在住の落語家・入船亭扇里(せん り)さんが同校4年生に落語を聞かせた。子どもたちからは明るい笑顔が多く見られた。

 当日扇里さんは音楽室に臨時に設置された「高座」に上がると、古典落語の約束事を分かりやすく解説、続いて扇子と手ぬぐいを使い、蕎麦を食べたり、鼻をかんだりする仕草を演じて見せた。子どもたちは食い入るようにその姿を見つめ、体を前後に揺すりながら大きな笑い声を響かせた。

 気を引いたところで扇里さんは「子ほめ」を披露。”お世辞の使い方”をモチーフにした古典落語の名作に、会場は再び爆笑に包まれた。終了後子どもたちからは「1人で何役もやって凄い!」「なぜ落語家になったの?」などの感想と質問が寄せられた。

 扇里さんは「落語は観客に『伝えたい』と思うことが大切。それは普段のコミュニケーションと同じではないか。これを機に落語に親しんでもらえれば」と笑顔だった。
 

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