岸根高体操部 男女とも個人総合制す 団体でも男女優勝
県立体育センター(藤沢市)で今月4日・5日、関東高等学校体操競技大会神奈川県予選会(注)が行われ、岸根高校の白井健三さん(1年)、古賀ほのかさん(2年)が男子女子個人総合でそれぞれ優勝を飾った。同校は団体でも3年ぶりに男女ともに優勝を果たし、タイトルを独占した。
男子個人総合初優勝を果たした白井健三さんは全種目でノーミスの演技。「ゆか」を最も得意とするが、今大会では「跳馬」で大技に挑んだ。昨今注目を集める内村航平選手がロンドン五輪で挑戦すると言われている「伸身ユルチェンコ3回ひねり」に一歩及ばないものの、同技の「2回半ひねり」を決め圧倒。2位の選手に10点差以上をつける高得点をおさめた。「高校で初めての試合で緊張しましたが、ノーミスで、大技を決められてよかった」と振り返る。白井さんは昨年行われた全日本種目別選手権(ゆか)で内村選手に次ぐ2位の成績をおさめており、将来が期待される。
古賀さんは同予選会では初優勝。「1日目は失敗の連続でしたが、2日目はノーミスの完璧な演技で巻き返すことができ、結果的に優勝できました」と語る。古賀さんも「ゆか」を得意とし、インターハイ県予選や国体県予選、今年3月に行われた全国高校選抜大会(ゆか)で1年生ながら優勝を飾るなど、着実に実績を積み重ねている。
関東大会へ出場
団体でも3年ぶりに男女そろっての優勝を決めた同校。女子のチームキャプテンを務めた古賀さんは「3年生がいなかったこともあり、団体の難しさを感じましたが、気持ちを切り替えてのぞめたことがよかった」と話す。同校は来月1日から行われる関東大会へ出場する。白井さんは「中学の頃から団体戦を経験していたので、雰囲気には慣れていました。関東大会でもミスのない演技をしていきたい。今後、初めてインターハイにも挑戦するので、楽しみです」と抱負を語った。
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