師弟で紙芝居を語る 高田東の岸本さんが披露
区内高田東在住の岸本茂樹さんが先ごろ、都筑区にある横浜市歴史博物館で紙芝居を披露した。
岸本さんの師匠である、”横浜最後の街頭紙芝居師”として知られる鷲塚隆さん(83)が昨年、所有する街頭紙芝居235巻を同館へ寄贈。この紙芝居は昭和30年代、実際に街頭で使われていた貴重なものばかりで、同館では保管するだけでなく実際に演じてもらい昭和の街頭文化を次代へ継承したいと、夏休みのイベントとして特別に企画した。
1回目の上演には、現在病気療養中の鷲塚さん本人が入院先から会場へ駆けつけ、岸本さん演じる街頭紙芝居をあたたかく見守り、演じ方の指導も行った。鷲塚さんは昭和20年代の街頭紙芝居の思い出などを披露、会場の子どもや大人達を楽しませていた。
岸本さんは「師匠には紙芝居は世のため人のために演じるようにと言われている。教えを守りたい」と話していた。
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