武相中卓球部 経験生かし、２連覇 私学大会団体戦で全勝
トロフィーを手にする選手ら
武相中学が先ごろ、桐蔭学園中で開かれた神奈川県私立中学校卓球大会団体戦で、６月に行われた前回大会に続き、２連覇を果たした。同校は予選ブロックから決勝トーナメントまで無傷の全勝で、頂点に立った。
同大会には県内の私立中学20校が参加。武相中は予選ブロックで東海大相模、法政二、慶応、栄光学園中と総当たり戦（シングルス４本、ダブルス１本のうち３本先取）を行い、全勝で１位通過。決勝トーナメントも同様の試合形式で行われ、日本大学、聖光学院、桐蔭学園中との接戦を次々に制し、完全優勝を果たした。
前回大会でチームを引っ張っていた３年生が抜け、新たなメンバーで臨んだ今大会。同校顧問の黒須淳教諭は「中心となるべき２年生が３人という少ない人数ながらも、前回大会にも出場した経験を生かし、戦えていた。この３人の活躍が大きかった」と話す。
主将の山中寛大（２年）さんは「もうダメかと思う状況になりましたが、部員の気持ちを一つにして諦めなかった結果優勝できました。練習を休まず、休みの日も自主練習に励んだ成果だと思います」と語った。
個人戦でも躍動
同校は同大会個人戦でも中学１年生の部で橋本慎史さん、中学２年生の部で山中さんがそれぞれ優勝を果たした。橋本さんは「９月に行われた前回の個人戦では決勝で敗れ、悔しかった。一生懸命練習し、優勝することができました」と振り返る。
トーナメント戦７試合を制し、県内から集結した約２００人の頂点に立った２人に、黒須教諭は「日頃の努力が実を結んでいる」と讃えた。
また、「今後の目標としては、これからは追われる立場になりますが、来年６月に行われる私学大会で３連覇を目指すとともに、私立・公立校も参加する全国大会にぜひとも出場したい」と抱負を語った。
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