ＴＲネット 市民連携でまちづくり 綱島でクリーンアップ
鶴見川に生息する生物を観察する参加者ら
ＮＰ０法人鶴見川流域ネットワーキング（通称＝ＴＲネット）が先ごろ、綱島バリケン島付近で「鶴見川流域クリーンアップ作戦」を開催した。
ＴＲネットは流域規模の市民連携をすすめ、自然環境や福祉重視の川づくり・まちづくりなどを通して、新しい流域文化の育成を目指した活動を行っている。
クリーンアップ作戦は１９９４年に始まり、今年で19回目。流域の学校や企業に参加を積極的に呼びかけ、川と地域の清掃を通じてその魅力を再発見し、愛着を育てていくためのイベントだ。
今回は横浜日吉ロータリークラブの会員らも参加したほか、河川を通じて市民と連携したまちづくりを学ぼうと、フィリピンの商店会のメンバーらが訪れた。
清掃後には、ＴＲネットメンバーと地域の子どもたちが鶴見川に生息する生き物を採集し、参加者らで観察会を行った。ＴＲネットの亀田佳子理事は「フィリピンの方々と語り合い、清掃を通して社会貢献をし、地域の人々が川に目を向けているところなど相通ずるところが多く、親しみをもつことができた」と話していた。
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