マーチングバンド・バトントワーリング全国大会が先ごろ、さいたまスーパーアリーナで行われ「小学生の部・マーチングバンド部門(大編成)」に出場した太尾小学校マーチングバンドが、3年連続の金賞となる快挙を成し遂げた。
全国大会大編成の部には、県大会、地方大会を勝ち抜いた13団体が出場し、5団体が金賞をつかんだ。
13団体のうち、横浜市内小学校は4校出場しており、活躍が目立った。30年間以上続く「市小学校マーチングバンド発表会」(市教育委員会ら主催)等、市内で活動が盛んなことが、大会にも影響していると見られている。
大会当日、太尾小学校は3年生から6年生81人が迫力ある音と演技で観客を魅了した。『翼をください』や美空ひばりの『川の流れのように』などのメドレーを演奏し、各曲に合わせて「夢・希望・未来」を表現した。
昨年の全国大会でも金賞を獲得したことが、逆にプレッシャーとなった今回。県・関東大会と曲目は同じだったが、動きを見直し、大会1週間前に急ぎ演出を変更した。マーチングバンドでは、演奏と演技の全体的調和が評価される。それまでの曲に合わせてピンク・黄・青の帯状の布を広げる演出に加え、児童たちが星の形に並び、その横に3色の布でラインを作り、流れ星をステージで表現した。
「観客、地域に支えられ」
練習は同小学校のグラウンドのほか、各所で体育館を借りるなどしてきた。土曜日を中心に、夏休みなどの長期休みや平日朝の授業が始まる前に練習を行い、着実に技術を磨いてきた。
指導する米谷学先生は「直前の動きの変更で、子どもたちは大変だったと思いますが、期待にそえるよう練習していました」と話す。
簗場(やなば)美奈部長(6年)は「お客さんや地域の人に支えられての受賞だったので、嬉しかった」と話した。6年生は3月に卒業予定のため、中心となる5年生に伝統ある「バトン」が渡されていくことになる。
今後は、2月16日(土)に横浜文化体育館で『横浜市小学校マーチングバンド発表会』に出演。3月2日には太尾小学校体育館で定期演奏会を行う予定。
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