ワンボックスカーの三角窓
港北区内で２月中旬から、３月上旬にかけて車上ねらいが急増している。
港北警察署（久保田信義署長）によると発生は日吉、新横浜、綱島エリアに集中しており、件数は２月１日から15日が３件だったのに対して、16日から28日が26件と急増。３月は16日現在で10件となっており、１カ月で36件に（被害届未受理及び未遂を含む手集計数）。
三角窓にも注意
手口は、深夜から早朝にかけて車の窓ガラスを割り、現金や貴重品を盗むというもの。ワンボックスカーの角窓を割って鍵を開けられるケースもあり、港北警察署は「割ったガラスが飛散しにくい、また被害者の発見を遅らせるなどの効果を狙っているのでは」と推測する。主に被害が発生しているのは大通りから一本入った住宅街のコインパーキング・月極駐車場・個人宅。
港北警察署では「車を離れる際には、車外から見える場所に現金や貴重品を置かないように心掛けてください。センサー式警報装置などの盗難防止装置を取り付けるなども被害防止には効果的」と注意を呼びかけている。
昨年、港北警察署が車上ねらいの被害届を受理した件数は１２３件。署では、区役所と合同で制作したポスター掲示をはじめ、独自に作成した「防犯特報」を被害が多発した自治会・町内会に配布し回覧するなど、対策に務めている。
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