緑通し港北の魅力 発見 区が「オープンガーデン」
城田さんの庭（上）、グリーンサラウンドシティ花檀（右下）綱島パデュ通り（左下）
港北区は、区内８カ所の個人の庭と、よこはま緑の推進団体が管理する14の花壇をめぐるイベント「第１回港北オープンガーデン」を５月18日（土）から26日（日）に開催する。緑を通して区内の魅力を再発見することが目的だ。
オープンガーデンとは、一般家庭の庭や花壇を開放し、訪れた人と交流しながら植物観賞を楽しむイベント。日本各地でも開催されているが、港北区初となる今回は、個人庭だけでなく、市民主体で花壇を作り、管理する活動を意味する「コミュニティガーデン」を進めている、よこはま緑の推進団体の港北区連絡会グループらの花壇も加えた。参加費は無料で開催期間中の午前10時から午後４時に、各自で自由にめぐる。
期間中の土日には、綱島駅に案内カウンターを設置。ガイドが希望者の目的に合わせ、「花三昧コース」「ショッピングコース」「街かど散歩コース」など、お勧めコースを教えてくれる。
イベントで交流を
同企画は、今年度に区が取り組む港北魅力発見事業のひとつで、歴史的建造物をめぐる12月の「オープンヘリテイジ」、工場をめぐる２月の「オープンファクトリー」に先駆けた企画。イベントが住民同士の交流を生むきっかけになることも期待される。
同会の直吉巳城夫（みきお）会長は「個別に見れば一般家庭の庭でも、イベントとして一連の庭を見ると、港北区は綺麗な庭という財産が多くあることが分かる」と話す。
綱島で開催場所のひとつになっている城田美代子さんは、仲間と苗を交換しているうちに、山野草やバラなどで溢れる庭になったという。「気軽に花を見られるよう塀のない明るいお庭にしています」と話している。
パンフレットは地区センターなどに置かれるほか区ホームページで「港北オープンガーデン」を検索しても見ることができる。
問合せは区政推進課【電話】０４５・５４０・２２３０へ。
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