神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2013年6月13日 エリアトップへ

震災時仮設住宅 市が用地確保で追調査 被害想定見直しに対応

公開:2013年6月13日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は今年度から、大災害発生時に応急仮設住宅の供給を速やかに行えるよう、市内にある公有地の調査を実施し、2、3年をめどにデータベース化を進める。対象となる土地は、およそ1300カ所となる。

 今回、市が調査の対象としているのは、市や県、国が市内に所有している、面積1000平方メートル以上の公有地。専門業者に委託し、土地台帳でのチェックのほか、実際に対象となる場所に赴き、土地につながる道路の幅や電気、上下水道の敷設など、仮設住宅を建てる際に必要となるインフラの状況を調べる。

 対象となる土地はおよそ1300カ所で、そのほとんどが公園だという。そのほか、グラウンドや将来の学校建設用地、宅地用として取得した土地などが含まれる。担当である市建築局では「仮設住宅を建てるためには、一定以上の広さがあり、かつ平らな場所である必要がある。必然的に、現在公園などとして利用されている場所が多くを占める」と話す。

対象は1千300カ所

 市では2009年度にも、同様の調査を行っている。そのときの対象は、今回の倍の広さである2000平方メートル以上の土地、359カ所となっており、担当課によると、その土地全てに仮設住宅を隙間なく建てた場合、2万戸弱を建設することが可能という。

 一方、11年の東日本大震災を受け、市では防災計画の見直しを実施。その結果、津波の浸水予測地域がより広域となるなどの理由から、市内で被害を受ける家屋が最大14万8千棟に上るとの試算結果が出ている。この被害想定見直しを受け、市は仮設住宅建設用地となる候補地の調査対象を従来の359カ所に加え、1300カ所増やすことにした。

 今回の対象拡大による建設可能戸数について担当課では「対象の土地の中には道路やインフラ整備などの問題で、仮設住宅地が建てられない土地もあるかもしれない。実際に調査を終えてみないと、建設できる戸数はわからない」と話す。また、想定のうち最大の被害が発生した場合、今回対象となる土地を加えても仮設住宅の戸数が足りない可能性もあり、「その場合は、民間住宅の借り上げなどを検討する必要もあるだろう」としている。

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

地域の交流生み出す

町カフェ

地域の交流生み出す

オープンから4カ月

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

港北区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook