ゴミが「アート」に変わる 高田町・古田さんの取組み
高田町在住の古田邦夫さん(70)が先ごろ、地域住民と協力して、同町天沼住宅周辺にあり、古田さんが管理する花壇に、空き缶や段ボールなどゴミを利用した「アート」を展示した。
サツキが咲く花壇の上部に展示されたのは、空き缶で作られた風鈴と風車、段ボールで作られた人形。風鈴には地元の子どもたちが書いたメッセージが吊り下げられていた。風によってくるくる回ると、日光が缶に反射してきれいに光る。
田畑が多い同住宅周辺は以前からゴミが捨てられやすい環境だった。古田さんは2004年から不法投棄対策として、花壇づくりを行っている。今回の試みは今まで苦しめられたゴミを敢えて使って、子どもたちと楽しみながら不法投棄を訴えかけることが目的。古田さんは「ゴミだってアートに変わるように、変えたい気持ちがあれば、劣悪な環境も変えられる」と話す。
古田さんは「次回はもっと大きなアートにも挑戦したい」と笑顔をみせる。
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