みなとみらい21地区周辺に導入されている「横浜コミュニティサイクル・ベイバイク」の登録者数が、8月5日付で1万5千人を超え、前年に比べ約2倍に増加した。8月26日に市都市整備局が発表した。1日の利用も7月比で2倍超の約470回となった。
増加要因について同局都市交通課は「平日は通勤、休日は観光や買い物など個人に合った様々な形で利用ができることが普及につながったのでは」と分析する。
この取り組みは市と株式会社NTTドコモによる社会実験で、一昨年4月に開始され、来年3月まで実施予定。サイクルポートと呼ばれる自転車貸出・返却拠点が神奈川区のポートサイド地区から中区の元町地区にかけて34カ所設置されており、会員登録を行えば1回105円から自転車を利用することができる。どのポートでも貸出・返却ができ、使用料が電車やバスに比べて安いことが特長。同課では「放置自転車減少や、利用者にエリア内に長く滞在してもらうことで、地域全体の活性化につなげたい。本格的な導入には採算面などで課題があり、現在検討中です」と話す。
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