武相高等学校軟式野球部(仲手原2の34の1・菱沼宏之監督)が11日、保土ケ谷・神奈川新聞スタジアムで行われた神奈川県高校軟式野球春季大会決勝で、三浦学苑高校を下し4年ぶりの優勝を果たした。県内最多10度目の優勝で、23日から栃木県で行われる関東大会(1都5県・16校)に出場する。
「今年は守って勝つチーム」と菱沼監督が話すように、県大会では、全試合で相手に得点を与えなかった。決勝の三浦学苑戦では、中盤まで接戦だったが終盤の7回、1アウトから初ヒットで出塁。その後バッテリーエラーの間に3塁へ進塁。スクイズを外されるも、残塁に成功し、4番のセンター前ヒットで試合を決めた。1点を守り抜き勝利する”守りの武相”を象徴するような1戦となった。
機動力で加点
初戦となった対光明相模原戦こそ5-0と大差をつけての勝利だったが、全4試合中3試合が1-0の最少得点を守り切っての展開だった。一方で、攻撃面では「塁に出たら足で稼いで得点源まで走者を進める」という姿勢を貫いている。ワンチャンスをものにするというチーム方針で連続盗塁を仕掛けるなど大会を通じて11盗塁という結果にも表れている。
全試合を無失点に抑えたことに加えて無失策(エラー)も達成した要因を菱沼監督は「冬場に長短距離の走り込みなどで足腰を鍛えたほか、ノック練習に多くの時間を割いた。また、体幹トレーニングも取り入れたことにより、球際で踏ん張れる筋力が身についたのではないか」と分析した。
2連覇し優勝旗を
同校は昨年の同大会で準優勝し関東大会へ駒を進めた。快進撃を見せ、28年ぶりとなる2度目の優勝を果たしている。23日に迫った初戦を前に七田敬太郎主将は「全員野球で挑みたい。無失点に抑え、足で稼いでチャンスをものにして優勝旗を持ち帰りたい」と意気込みを語った。
また関東大会には、県準優勝の三浦学苑のほか、昨年秋に行われた関東大会優勝県に与えられる特別枠に区内慶応も出場する。
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