神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2014年7月3日 エリアトップへ

横浜市 がけ崩れ対策に新補助案 民有地・小規模工事が対象

公開:2014年7月3日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は台風や豪雨、地震などによる「がけ崩れ」に備えようと民有地の防災対策工事に、新たな費用補助を検討している。大掛かりな擁壁工事だけではなく、小規模工事にも対象を拡大し、防災を促したい考えだ。市によると民有地の小規模工事への補助制度は全国初という。

 横浜市は利用者の費用負担を減らし地域全体の減災を進めるために、平均施工費が約800万円と高額な擁壁工事だけではなく、小規模工事にも費用補助を拡充する方向で検討に乗り出した。新制度では、がけの土砂流出・落石を防ぐ金属ネットの設置工事や地盤沈下防止の配水管整備など、安全かつ安価な工法で減災につなげたい考えだ。

 擁壁工事を行う建設関係者によると一般的な戸建(約99平方メートル〜132平方メートル)で金属ネットの設置が約350万円、配水管整備は200万円程度で工事が可能になる場合もあるという。同様の工事に補助金を支給し、個人負担を減らす狙いだ。

 小規模工事の工法は、がけ地の地盤調査や危険度の判定が必要。地盤工学や砂防学の有識者からなる「造成宅地等災害防止対策検討委員会」が評価マニュアルを作成する。同委員会は今後、秋頃と年明けに会合を行い、がけ地の総合対策事業について具体的な内容を決定する方針だ。

 市は今年度予算に約500万円の調査費を計上。来年度からの運用を目指すとしている。市建築局建築防災課の担当者は「丘陵地の多い横浜では防災対策が必要。市民が利用しやすい補助制度を早急に運用したい」と話す。

警戒区域は二千カ所

 市内全域で2431カ所(2013年8月時点)が、がけ崩れなどの恐れがある「土砂災害警戒区域」に指定されている。市ではがけ崩れによる被害を防止するため年2回、梅雨や台風シーズン前に宅地の防災パトロールを実施。

 危険箇所について市は現行の「がけ地防災対策工事助成金事業」を紹介し、改善指導を促している。既存制度は擁壁工事に限り費用の3分の1を補助するもの。しかし、1000万円以上かかるケースもあり、現行の制度では個人の負担額が大きいのが実情だった。2014年度(6月24日付)の申請は2件と伸び悩む。 新制度の導入について市の担当者は「危険とわかっていても(擁壁工事は)金額が高く断念する人もいる。個人の費用負担を減らし、防災につなげられれば」と期待を込める。

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

地域の交流生み出す

町カフェ

地域の交流生み出す

オープンから4カ月

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

港北区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook