港北区は今年度の新規事業として、商店街活性と健康促進を目的とする「つまみ食いウォーク(仮)」の今秋開催を計画している。現在、各商店街に声をかけ、参加店舗を募集しているほか、ルートを調整中だ。この取組は市内では初となる。
区の自主企画事業「活気にあふれるまちづくり」の一環として、11月に計画している「つまみ食いウォーク」。2014年度から市が始め、好評を得るウォーキング事業のさらなる促進と、商店街活性化両方が狙い。
モデルとしたのが東京都・品川区でしながわ観光協会が、2006年から行っている事業。昨年は、同区の中延商店街など15の商店街から100以上の店舗が参加。ウォーキングコースを決め、その道中にさまざまな「つまみ食い」スポットが用意され、約3000人が楽しんだ。
区の職員が実際にイベントに足を運び、視察・調査を行っている。「港北区でも飲食物に限らず、物品など範囲を広げて実施する予定」と地域振興課は話す。
課題はコース設定
区民が楽しめる魅力的な企画だが、課題も多い。港北は面積が広く、品川区の約1・5倍の面積を擁しており、綱島街道沿いを北から南まで歩くだけでも8Kmほどの距離になる。そのため、区全体を一つのコースにまとめて「つまみ食い」をしながら歩くことが困難だ。コースの設定や分け方、スタートとゴールの場所など決める事項は多い。参加商店街も出そろっていない状況であり、区は、商店街会に声掛けを続けている段階だ。
区商店街連合会の吉原昭彦会長は「区の取り組みに参加すべく、その方法を検討中」と話している。
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