菊名小学校を拠点に活動する「菊名ミニバスケットボールクラブ」の男子チームが、6月中旬に市内小学校などで開催された「第39回横浜市ミニバスケットボール春季大会」で優勝を果たした。創部21年目にして初の快挙となった。
同大会は、市内の北・中・南・西部から計99チームが参加。各地区の予選を勝ち抜いた16チームが最終的にトーナメント形式で順位を競った。
同チームは「春季優勝」を目標に練習に励んできた。これまではスピード重視の戦略だったが、今年はチーム内で過去最高の身長172cmある内田蒼(そう)君(小6)を中心にしたオフェンシブな試合展開を心がけた。内田君が外れたシュートをカバーすることで得点力が飛躍的に向上。
決勝トーナメントでは全試合20点以上の差をつけ、他チームを寄せ付けない試合を展開した。キャプテンの小泉湧也(ゆうや)君(小6)は「事前に相手チームの特徴を分析し、対策をたてたことが上手くいった。秋季大会も優勝して、関東大会出場を狙いたい」と意欲を見せた。
同チームは現在男女合わせて約50人が所属。コート利用の時間が限られていることから、週4回の練習では常に効率を重視している。個々の特色に合わせた練習を組んでおり、常に子どもたちが楽しめるよう、工夫を凝らしている。
今後は部員増強と秋季大会男女優勝を目指し、ディフェンス力とシュート力の強化を図っていく。加藤龍雄ヘッドコーチは「これからもチームのテーマである『挑戦』ができる環境を設けていく。さらに強いチーム作りをしたい」と話す。
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