記念セレモニーで花束を受け取る熊谷美香さんと母親の晶子さん（右・栗原プレジデント）
港北区師岡町にある、トヨタ自動車（株）が運営する「トレッサ横浜」の累計来館者数が11月16日、１億人に到達した。同施設の開業は２００７年12月で、約８年での達成となった。
記念すべき１億人目の来場者になったのは、鶴見区上の宮に在住する熊谷美香さん（６）。母親の晶子さん（44）との来場だった。同日午後４時10分頃、南棟１階入口で、同施設代表者の栗原郁男プレジデントから「おめでとうございます。来館１億人です」と声をかけられた美香さんは当初驚いていたが、状況を説明されるとニッコリ。そのまま北棟のリヨン広場に設置された特設ステージに移動し、記念セレモニーに参加した。栗原プレジデントから花束、施設買い物券をプレゼントされると、「びっくりしたけど、嬉しかった」と笑顔。晶子さんは「施設内のヤマハさんと、セントラルさんに娘を週２回通わせているので、いつも来ている。駐車場が無料なので買い物にも便利」と話していた。
地域活動にも熱心
トヨタ自動車が出資する（株）トヨタオートモールクリエイト（高木俊一代表取締役社長）運営の「トレッサ横浜」は、07年に北棟、翌08年３月に南棟がオープン。商業施設内にトヨタ系自動車販売店を併設する「オートモール」という新業態を取り入れる。来場者数を毎年増やしており、09年が１０６８万人、11年に１３１８万人となり、15年には１３５８万人に上っている。
地域活動にも熱心で、港北区の師岡地区連合町内会、鶴見区の駒岡地区連合会、寺尾地区自治連合会と災害時相互に応援しあう覚書を締結するほか、知的障害者に社会経験を積んでもらうことを目的にした仕事体験の場の提供も続ける。
栗原プレジデントは「1億人のお客様を迎えるにあたり、たくさんの出会いがあり、多くの方に支えられてきました。２年後の10周年に向けてさらにパワーアップしていきたい。１億人突破ありがとうござました」と語った。
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