神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2015年12月24日 エリアトップへ

神奈川県立がんセンター 重粒子線施設が開所 国内5カ所目

社会

公開:2015年12月24日

  • LINE
  • hatena
開棟式でテープカットを行う黒岩知事(中央)ら
開棟式でテープカットを行う黒岩知事(中央)ら

 神奈川県立がんセンター(宮野悟総長)=旭区=に併設し、整備が進められてきた重粒子線治療施設「i‐ROCK(アイ ロック)」の開棟式が12月5日、関係者ら約170人が出席し行われた。同施設は、国内の重粒子線治療施設としては5カ所目。12月中旬から臨床試験での利用が開始され、一般患者の利用は来年2月からになる予定だ。

 重粒子線はX線や陽子線に比べ、がんを殺傷する能力が高い放射線といわれる。副作用が少なく1回の照射線量を多くできるので、治療回数を減らすことができるのが特徴だ。世界で稼働している同様の施設は現在、「i‐ROCK」を含め9カ所。国内には5カ所の施設があり、世界中の患者の8割以上が日本で治療を受けている。

 5日に行われた開棟式には黒岩祐治知事、土屋了介神奈川県立病院機構理事長、議員ら約170人が出席。あいさつに立った黒岩知事は「県民の長い悲願でした。日本のがん治療を切り開く施設にしたい」と話した。

専門病院と地下で連結

 「i‐ROCK」は、神奈川県が2005年に策定した、「がんへの挑戦・10か年戦略」の取り組みの一環として整備が進められてきたもの。建設費は約120億円。建設面積は約3000平方メートル。地上2階・地下1階建て。地下の通路でがんセンターとの行き来が可能になっている。重粒子線施設が、がん専門病院に併設されているのは世界初。また、国内他施設と比べ、交通利便性がよく、最新の照射技術が取り入れられていることなども特徴といえる。

高額治療費が課題

 重粒子線治療は健康保険適用外で、350万円の費用が掛かる。現行の先進医療制度では民間保険の特約が利用できるが、現在、国はその見直しを行っているところだ。適用外となった場合には実費での治療となることから、患者の負担が増加すると、懸念されている。
 

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

<PR>

港北区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

「町内会HP(ホームページ)作成します」

若い世代の加入促進にも

「町内会HP(ホームページ)作成します」

タウンニュース社 記者が担当 16・5万〜

5月2日

3件の不審者情報が寄せられたほか、自転車盗4件、万引き2件、仮睡者ねらい、自動車盗、車上ねらい、置引きなど発生

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

花と緑で街をつなぐ

花と緑で街をつなぐ

ガーデンネックレス横浜

5月2日

OTABISHO(おたびしょ)開業

みなとみらい

OTABISHO(おたびしょ)開業

能と狂言の紹介施設

5月2日

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

港北区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook