神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2016年7月14日 エリアトップへ

セルビア政府職員 労災病院を視察 乳がん対策学ぶ

社会

公開:2016年7月14日

  • LINE
  • hatena
相談室を見学するセルビア国の研修員
相談室を見学するセルビア国の研修員

 横浜労災病院は8日、日本の乳がん対策を学ぶために来日していたセルビア共和国の政府職員ら8人の視察を受け入れた。視察団は同院の千島隆司乳腺外科部長による講義を受けたほか看護師らが乳がん患者の相談を受け付けるピンクリボン相談室などを見学した。

 今回の視察は、独立行政法人国際協力機構(JICA(ジャイカ))が2015年秋に開始した「セルビア国乳がん早期発見プログラム改善プロジェクト」に横浜市が協力したもの。乳がんの罹患率がすべてのがんの中で1位という同国の乳がん対策能力向上を支援することを目的とし、同院のほか神奈川県予防医学協会や横浜市立市民病院がん検診センターなどを視察した。

相談室も見学

 横浜労災病院では千島隆司乳腺外科部長が、国内の乳がん健診受診率などを説明した上で、健診で早期に発見し、化学療法などの治療をしっかりやりきることの重要性を語った。さらに、看護師、薬剤師などのメディカルスタッフが知識を出し合い、地域に根ざしたチーム医療の構築を推進する「よこはま乳がん学校」の取り組みを紹介した。終了後は、同院が視察先に選定された理由の一つにもなった「ピンクリボン相談室」を見学。同室は看護師のほか、自身も乳がんを体験したコーディネーターが患者からの相談を受け付けており、12年の開室以降14年は年間で304件だったのに対して昨年は367件と60件以上数を伸ばしている。主な相談内容は「治療費や就労に関すること」や「告知後の不安や再発の心配」などの相談が多いという。セルビアの視察団からは「常駐をしているのか?」「どこまで対応するのか?」などの質問が投げかけられた。

 千島部長は「熱心に講義を聞いていただいた。アジア系とヨーロッパ系では乳がん発症年齢に違いがあるものの、早期発見や治療をしっかりやりきることの重要性が伝わったようで良かった。これを機に情報交換できれば」と話した。
 

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

地域の交流生み出す

町カフェ

地域の交流生み出す

オープンから4カ月

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

港北区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook