神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2016年8月11日 エリアトップへ

国交省 鶴見川の洪水区域 再想定 近年の気候変動踏まえ

社会

公開:2016年8月11日

  • LINE
  • hatena
港北区周辺の洪水浸水想定区域
港北区周辺の洪水浸水想定区域

 国土交通省・京浜河川事務所と神奈川県は2日、鶴見川水系で想定し得る最大規模降雨量の新たな基準を示し、それを踏まえた洪水浸水想定区域を指定・公表した。港北区内の鶴見川周辺では最大で1週間浸水が続くエリアが多く、小机駅前では3・9mの浸水深が想定されるとした。

 国交省と県は、同河川の大規模氾濫に対する治水対策を進めており、今回の指定・公表はその一環。行政による避難勧告などの適切な発令や住民らの主体的な避難に役立ててもらうことが目的だ。2015年5月の水防法改正や同9月の鬼怒川の堤防決壊のほか、地球温暖化などの近年の気候変動を踏まえ、流域全体で48時間の最大規模降雨量をこれまでの405mlから792mlに引き上げている。

6河川流れる港北

 一級河川鶴見川水系の10の支流のうち、区内を流れるのは鶴見川・矢上川、早淵川、鳥山川、砂田川、大熊川の6河川。特に区内の鶴見川は大きく蛇行する形で流れており、水が滞留しやすく被害が大きくなることが予想される。新基準でみると、浸水継続時間は早淵川周辺の高田駅から同河川の上流で12時間から24時間、鶴見川と鳥山川が合流する小机・鳥山町付近にある「鶴見川多目的遊水地」付近から、鶴見川下流の樽町や日吉付近までは72時間〜最大1週間浸水が続くとしている。

「小机周辺は注意を」

 浸水の深さは低い箇所で港北区役所周辺や新横浜駅周辺などの0・5〜3・0m。最大は小机駅前の3・9mとなっており、担当者は「小机周辺は地盤が低くなっており注意が必要」と警笛を鳴らす。避難対策の見直しが行政の今後の課題となるが、同事務所によると、「行政は今回のデータをもとに洪水ハザードマップなどを作成していくだろう」としている。

 発表された浸水想定区域は、同事務所【URL】http://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/や、神奈川県【URL】http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1056281.htmlのホームページで閲覧が可能だ。

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

地域の交流生み出す

町カフェ

地域の交流生み出す

オープンから4カ月

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook