港北警察署（牧智明署長）は５日、振り込め詐欺被害を未然に防止したとして、ＪＡ横浜日吉支店・今野将志さんと横浜銀行大倉山支店・服部健一さんに感謝状を贈呈した＝写真。
同支店で融資相談係長を務める今野さんは９月14日、携帯電話で通話をしながらＡＴＭを操作する70代女性に対し、積極的な声掛けで手続理由などを確認。説得を続けた結果、医療費還付名目の振り込め詐欺被害を防止した。今野さんは「詐欺被害はあってはならないこと。今後も支店全体で対策に取り組んでいく」と話した。
９月22日、窓口案内係の服部さんは保険料の払い戻し手続について尋ねてきた70代男性に対応した。同銀行本社から「『医療費の還付金がある』と連絡を受けた」といった話から詐欺だと判断。支店長対応を行った結果、防止につながった。「卑劣な犯罪を未然に防いだことは嬉しい。今後もしっかりと声掛けをしていく」と服部さんは話す。
５日現在、同署管内で発生した振り込め詐欺被害額は約１億９８００万円（59件）。年間で約３億円の被害となった昨年と同水準で推移している。牧署長は「年末になるにつれ被害が増加する傾向にある。今後も協力をお願いしたい」と話した。
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