もしも災害が起きたとき、一番大切なことは命を守ること。だが私たちはその備えができているだろうか。
港北区災害ボランティア連絡会の会長を務める宇田川規夫さん。8年前の東日本大震災の発生直後から、現地にボランティアとして何度も駆け付けた。仮設住宅に断熱材を張るなど住み心地の改善に取り組み、また避難所で夏祭りやクリスマス会を開くなど精神面でも被災者を支援した。一方で現地住民に食事を用意してもらった時にお礼を述べると、「今までは感謝するだけ、ありがとうと言われるのが一番嬉しい」と言われた。「与えるだけが支援ではない」と気付き、現在は住民が作った布草履や潮とうがらしの販売も支援する。
そんな被災地で多くの人たちから言われたのが、「命を大切にしてほしい」という言葉だった。そこで地元の防災力を上げなければいけないと決意。精力的に講演会などで防災の重要性を訴えた。非常時の食糧の確保や避難経路の確認も大切だが、それらは「命あってこそのもの」と言い、家具の固定や寝床の近くにものを置かないなどの対策が必要だという。しかし、横浜市が今年実施した調査によると市内の約4割が家具を固定していないという。「自分を守るための対策を怠らないで」と訴える。
呼びかけを続ける理由は現地での活動を通して災害の過酷さを知るからこそ。「自分が現地で見たこと感じたことを多くの人に伝えていきたい」と、今後の活動にも力を注ぐ方針だ。
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