「令和」の訪れを目前に、地域への感謝と平和への願いを込めて――。大倉山駅前の老舗和菓子店の田辺兄弟は4月23日、5月1日に向け、「令和饅頭」づくりに励んでいた。この日の目標製造数は1000個。蒸したての饅頭に、2人は「つやがいい。最高の出来」と太鼓判を押していた。
御菓子司 大倉山青柳(【電話】045・531・0407/大倉山1の2の8)は1951年、大倉山駅前に開業した老舗。ともに大倉山で生まれ育った田辺義明専務(49)・亮二工場長(47)兄弟が中心となって店を切り盛りしている。
顧客からの要望をきっかけに、「皆さんと喜びを共有できる和菓子を」との思いで製造する「令和饅頭」。餡に使用するのは北海道産の十勝あずき。もっちりとした食感の生地で包んで蒸した後、温度が下がる頃合いをみて「令和」の焼き印を押す。
「伝統、時代の流れを大切に、これからも地域への感謝を忘れずに。そして令和の時代は、より暮らしやすい世の中になれば」と義明さんが口にすれば、亮二さんは「美味しいものを提供し続けたい」と職人気質の一言。
5月1日、同店で500円以上購入すると「令和饅頭」1個進呈。1日から、3個入りで販売も行われる。ともに数がなくなり次第終了。
|
<PR>
港北区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|