10月に茨城で開催される「第19回全国障害者スポーツ大会」でアーチェリー横浜代表に選ばれた山田和男さん(71)=新吉田東在住=。「目標は秘密だけど、自己新記録を目指す」とおどけてみせた。
山田さんがアーチェリーを始めたきっかけは、15年前に脳梗塞で倒れたことだった。仕事終わりに週2でジムに行き、ベンチプレスを100キロあげるなど体力には自信があったというが、突然の病魔が山田さんを襲った。3カ月入院した後に退院。「なにかリハビリを」と見つけたのがラポールでのアーチェリー教室だった。現在もまだ身体に麻痺が残っているというが、「病気になったことをマイナスとは思っていない。こうしてアーチェリーに出会えたことを幸せに感じる」と前を向く。
国体に出場するのは、5年ぶり6回目という。練習は午前と午後に1時間半ずつ。仕上げにジムに行き体力づくりも欠かさない。1つの的を制限時間内に2人で狙う同競技。「実は、相手ではなく、自分との戦い。緊張感の中で自分をコントロールできるかが大切」と真剣なまなざしで話した。
リハビリで始めたアーチェリーは今年で12年。「なくてはならないもの。ライフワーク」と見せた笑顔が印象的だった。
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