神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2019年10月24日 エリアトップへ

ハザードマップ 高まる重要性 活用に本腰 市、「規模超え溢水ある」

社会

公開:2019年10月24日

  • LINE
  • hatena
各区で配布中のハザードマップ
各区で配布中のハザードマップ

 河川が氾濫し甚大な被害をもたらした台風19号で、全国的に浸水被害が想定と一致したことを受け、横浜市もハザードマップの重要性を高めている。市内河川の氾濫はなかったが、市は管理する28河川において、「規模を超える雨で溢水もあり得る」と言及。マップの活用は必須となるが、浸水区域でも浸透していない現状がある。

 市内には、国・県・市と管理のわかれる一級・二級・準用の3区分計8水系56河川が流れる。市は管理するうち、治水対策を必要とする河川を「計画28河川」として選定。1時間あたり約50ミリの雨に対応するため、河道の拡幅や、雨水を貯める遊水地などの整備を進めている。

 万全を期すが、市危機管理担当は「こうした改修の規模を超える降雨が発生したら溢れることも想定される」と今後の可能性に言及する。

 実際、9月3日から4日未明にかけての大雨では、栄区で1時間100ミリの猛烈な雨を観測。15号と19号の接近時には、河川に関しての避難準備・高齢者避難開始となる警戒レベル3、避難勧告となるレベル4が、18区中10区で発令されており、それだけ水位が上がっていたことを示す。

課題は周知

 市作成の洪水ハザードマップは、国と県による浸水想定に、市による準用河川の想定も加え公表している。現在、水系ごとに順次改訂され、2021年度の宮川、侍従川水系(金沢区)で完了予定。その他の地区では、対象となる浸水区域の全約49万世帯・事業所に配布している。

 一般向けにも区役所などで配架し、ホームページで閲覧も可能だが、「入手方法や使い方についての問い合わせが多く、内容まで浸透していない」と市担当者。鶴見区の浸水想定区域に住む70代夫婦は「自宅が浸水するのはわかるが、字も細かく、見方もよくわからない」と活用しきれていない様子を明かす。

 市は今年度、浸水リスクを明記し、マップを見ながら使用する啓発リーフレットを作成。現在、避難者行動調査も行っており、認知度アップや具体的な活用法について考えていく構えだ。

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

地域の交流生み出す

町カフェ

地域の交流生み出す

オープンから4カ月

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

港北区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook