日吉出身の力士第33代横綱“武蔵山武”の没後50年を記念した資料展「横浜と相撲展」が10月31日(木)〜2月1日(土)に大倉精神文化研究所附属図書館(横浜市大倉山記念館内)で開催される。現在でも横浜市出身の力士では唯一の横綱である武蔵山。戦前、一世を風靡したその生涯や功績を中心に貴重な資料が展示される。
横綱誕生
武蔵山は1909年に日吉村字駒林の農家の家に長男として誕生。幼い頃から体つきも良く力持ちだったため周囲から「おとな」と呼ばれていた。その強さは綱島諏訪神社の草相撲大会で度々優勝するほど。優勝賞品を母親にプレゼントするなど母親思いのエピソードも。強さが広まり、1925年、16歳で出羽ノ海部屋に入門。「お母さんを幸せにしたいからです」と入門を決めた理由を話した。初土俵から7場所で入幕を果たし、僅か5年で初優勝。その後は負けなしのスピード出世。小結から関脇をとばして一気に大関へ。1935年に横綱に昇進した。怪我をして1939年に引退するまで183戦149勝34敗、勝率は81・4%。圧倒的な強さとルックスの良さも相まって一世を風靡する人気者に。
武蔵山が残したもの
真面目な性格は生涯変わることなく、読書を好み字も綺麗だったという。多くの人に愛され、没後も語り継がれる存在に。区内の小学校に土俵があるのはその名残と言われている。
昨年の横浜アリーナでの相撲巡業を機に研究を開始した同所。武蔵山の活躍は戦前だったため資料集めには苦労したという。林宏美研究員は「横浜唯一の横綱の栄光をぜひ見に来てください。ここから未来の関取を目指すような人が現れたら嬉しい」と話した。
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