昔の地名の名残が残る公園
今年は例年以上に台風が猛威を振るい、改めて自然災害の脅威を実感した秋です。皆さんの住む地域はいかがですか。実は、「地名」にはその土地の特徴や過去を示すサインがあるそうで。港北区1年生の私は、地名を調査するため大倉精神文化研究所の平井誠二さんを訪ねることに──。
港北区を大きく横断する鶴見川。鶴見川流域の土地は低湿地だったことを表す地名が多く、腐・沼・久保・窪などの漢字が使われていたそう。「新吉田」は河川や湿地に生えるよし葦の木が生い茂っていた地、「樽町」は鶴見川が氾濫した時に樽のように水がたまった地（諸説あり）など、かつて水害に見舞われたことを、教訓が地名になって示しているようで。しかし、これらの地名は時代の移り変わりとともに変更されたものも。
今一度、自分の住む地名の由来、旧地名から歴史が残したメッセージを読み解いてみるのはいかが。
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