1980年4月1日に太尾小学校を母体校として創立し、今年40周年を迎えた横浜市立大豆戸小学校(田副聡校長)。大豆戸地区・新横浜地区を主な学区とし、大きな発展を遂げてきた同エリアとともに歩んできた同小学校の40年を振り返り、また今日の姿を取材した。
人口急増受け開校
同校設立前の周辺エリアは、広々とした田園風景が広がり、空き地なども多かったという。やがて、宅地化が進み、大倉山ハイム・グリーンコーポなどマンション街ができたことにより、人口も急増。そこで地域の尽力もあり、現在の地に小学校が開校する運びとなった。
ところが開校はしたものの、給食室・校庭がまだ完成しておらず、当時の児童らはしばらくお弁当を持って通学。さらに校庭には残土があり、約2カ月ほどは使用できなかったという。また、翌年の1月にできあがった給食室から出火。一期生の児童らは、あまり給食を食べられなかったことが、懐かしい思い出としてこれまでの記念誌等でも語られている。
85年には児童数900人超
最も大豆戸小学校の児童数が増えたのは、85年。901人が在籍し、1年生から6年生まで24クラスあったという。周辺エリアも開発がすすみ、89年には横浜アリーナがオープン。92年に新横浜プリンスホテル完成。93年には市営地下鉄の新横浜〜あざみ野間が開通。98年には横浜国際総合競技場が完成している。
児童のための記念事業
創立40周年にあたっては、記念事業実行委員会がさまざまな記念事業を用意。例えば、運動会で踊るエイサーで羽織る、校章の入った濃紺の法被を新調。また運動会等での熱中症対策として、待機中の児童に日陰をつくるテントと製氷機を購入。中庭のビオトープの整備、「本物を体験してほしい」という同実行委員会の発案から、著名な落語家の柳家家緑さんを招き「まめっこ寄席」を開催。児童らからは非常に好評を得たという。
地域の子どもの育みの取組みもさかんな同エリア。エコをテーマとする「大豆戸菊名打ち水大作戦実行委員会(篠崎元彦実行委員長)」では今年も、同小学校敷地内の畑に児童らと枝豆を植え、収穫も。この取組みは6〜7年前から『大豆戸小』の『大豆』にちなんで開始され、ヘチマのように温暖化対策と、食育の側面があるという。同会では今後も児童とともにエコへの意識を高められればとしている。
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