師岡熊野神社「いの池」愛護会（鈴木聡代表）が12月1日に設立され、同日には会員やボランティアが池のかい掘を行った＝写真。
「いの池」とは、同神社の創建以降、弁財天を祀る池の一つで、師岡の農業水源として大切にされてきた。最近では、農業用水として利用されなくなったことや宅地開発により水源が分断されたことで、池の水質は悪化し、夏になるとアオコが発生する等の問題があった。そこで昨年、いの池愛護会設立準備会が発足され、池の水質調査や水質浄化の取組みを地域を巻き込み行ってきた。「かい掘を通じてコミュニティが生まれ、広がっていくのを感じた。いの池には人を結びつける力がある」と鈴木代表。会員の上田三夫さんと相田春栄さんは「地域には力を持っている人が多くいて、それを気持ちよく貸してくれて嬉しい。小学生も巻き込み、歴史や環境の教育にも取組みたい」と意気込んだ。
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