大曽根商店街の一角、「カフェ&ギャラリーLegare」で2月8日、ナイトフリーマーケット「勝手に大曽根商店街夜市」が開催された。花澤卓宏店長が、地域活性化のために数年前からアイデアを温めていたもので、「もっと多くの人を巻き込み、地元を盛り上げたい」と今後への抱負を語った。
花澤さんが同地に店を構えたのは7年前。当時は商店街で毎月”朝市”が行われていたが、「いまひとつ盛り上がりに欠け、若い人の参加も少ないと感じた」といい、イベントも数年前に終了した。一方で地元住民からは、「昔の街は、溢れんばかりの人で車が通れないほどだった」と何度も聞いたという。そこで「何とか街の活気を取り戻したい」とイベントを企画。朝市は正午までだったが、「若者は夜の方が来やすいのでは」と”夜市”を思いついた。
今回のフリーマーケットには、アクセサリーや洋服を手掛ける知人たちが出展。花澤さんは、自店の料理やお酒を提供し、飲食をしながら会話や買い物を楽しめる空間をデザインした。出展者として都内から参加した青山正隆さんは、花澤さんとは15年来の友人。「イベントを知り力になれればと思って来た。雰囲気も良くて楽しいね」と笑顔を見せた。
当日は20人ほどが来場。花澤さんは、「みんなが楽しそうに過ごせたのが一番の収穫」とほっとした表情で振り返った。一方で5月に開催予定の次回に向けては「参加者は、店の常連さんや知人の紹介が中心だった。出展者側も含めて、もっと地元の人たちがたくさん参加してくれるようにしていきたい」と口にした。「若い人も多く、銭湯もあったりとこの街の雰囲気が大好き。もっと地域に元気や活気を届けたい」と更なる活動への意欲を見せた。
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