港北区の2020年度自主企画事業予算案および概要が示された。事業費は1億1888万7千円で、19年度から489万5千円減少。「防災」「東京2020大会への機運醸成」「子育て支援の充実」などの新規および拡充事業が盛り込まれている。
自主企画事業は、地域の身近な課題や区民の要望にこたえて区が独自に行う取組み。今年も【1】安心して暮らせるまちづくり【2】活気にあふれるまちづくり【3】地域で支えあう福祉・保健のまちづくり【4】区民サービス向上に向けた取組--の4つの柱で構成されている。
風水害時の避難行動支援
防災における新規事業では、風水害時の避難行動について、避難方法や避難場所についての情報を掲載した啓発用リーフレットを作成、各種イベント等での配布を予定。また区内の指定緊急避難場所に、風水害時における避難場所の開設に関する情報を記載した案内表示板を2カ年計画で設置する。昨年の台風19号の際、震災時の指定緊急避難場所と風水害時の避難場所が異なり、一部で区民の混乱があったことを受けて実施されるもの。児童交通安全対策事業では、スクールゾーン路面標示補修箇所を増やす。
大会機運醸成へ
夏の東京五輪に向け、機運醸成及び開催後のレガシー定着に向けた取組みを慶應義塾大学や地域、関係機関と連携して実施。また大会期間中、競技会場外で大型スクリーンを利用した競技中継を誰もが楽しめる「コミュニティライブサイト」も実施(会場/横浜ラポールを予定)。英国事前キャンプ関連イベントも行われる予定だ。
子育て・高齢者福祉
身近な福祉保健課題解決のための地域福祉保健計画(ひっとプラン港北)の第4期計画を策定。また新規事業として、昨年開設した樽町地域ケアプラザの分室「つなしま相談室・つなしま交流室」での多世代交流サロンを予定。さらに、区内6カ所の親と子のつどいの広場で新たに妊婦向けプログラムも開始。また昨年に包括連携協定を締結したダッドウェイ社の協力を得て、同社が実施する放課後児童向け拠点(新横浜)の空き時間に、地域の子育てに関する交流の場を設ける。
区民サービス向上へ
戸籍課の繁忙期の来庁時待ち時間短縮に向け、電話対応の一部に、専門スキルのあるオペレーターの配置などを予定。
なお区予算を含む市の予算案は、現在市会定例会で審議中。
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