港北区商店街連合会(酒井誠会長/中森伸明会長代行)では、4月に入り、新型コロナウイルス感染症対策を次々と打ち出している。港北区役所と連携した「テイクアウト・宅配」情報サイト、および会員へのマスク9千枚を支給。次の一手は「WEB接客」のPRだという。
不要不急の外出自粛が続くなか、区商連では、港北区役所と連携し、会員店舗・企業からテイクアウト・宅配の情報を収集。区のHPで専用サイトが13日から公開されており、随時情報更新中だ。
また、同時並行で港北区から「港北区商店街新型コロナウイルス緊急対策補助金」を取得。会員から「接客に必要なマスクが足りない」との声が上がっていたことから、マスク9千枚を一括購入し、各商店会の会員数に応じて支給した。
会員から感謝の声
15日にマスク配布を完了したという妙蓮寺ニコニコ会の横山清和会長は「洗うなどしてしのいでいた店舗も多く、『助かる』と皆喜んでいた。スピーディーに数を用意してもらい大いに感謝」と話す。
同じく15日に500枚を各店舗に配った小机商店街協同組合。宮本正義理事長は「ありがたく使用している」、折本屋(和菓子店)の飯島泰代表取締役は「ストックが切れかかっていた」と安堵の声を漏らした。
なお、綱島商店街協同組合では区商連経由とは別にマスクを仕入れ、組合員に配布。「区商連配給のマスクは販売不可。当組合員に独自に配布するマスクは販売可とした」(中森理事長)。
WEB接客店舗PRへ
さらに、区商連では次の一手として「WEB接客」可能な店舗・企業のPRを進める。「WEB接客」とは、WEB会議アプリZoomやスカイプ等を使ったテレビ電話での接客を指す。区商連では「相談業務を行う業種や、習い事等のオンラインレッスンなどを想定している」とする。区地域振興課が窓口となり、区HPのテイクアウト・宅配・WEB接客サービスを行っている店舗をまとめたサイトに情報を集約し、23日から随時公開されている。
酒井誠区商連会長は「人との接触が制限される中、テレビ電話で店舗と顧客をつなぐなど、今まで考えなかったことに取り組む必要がある。区商連としても最大限のことをやっていきたい」と今後を見据えた。
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