慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科と港北区は、連携事業としてオンラインで行う小学生向け運動プログラムを始動した。6月14日から7月5日まで、週1回の頻度で行い、オンラインでプログラムを提供。運動不足の解消および、生活リズムの乱れの改善などを目指す。
今回の取組みは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、休校や外出自粛で運動不足になっている児童らに対して、会議アプリZOOMを利用してのオンライン運動プログラムを提供するもの。同研究科と港北区は、スポーツに関する取組みやデータ活用検討等を通じて、相互の発展に寄与することを目的として連携協定を結んでおり、事業はその一環。
対象は、昨年度もタグラグビー教室で区と同研究科の連携事業に参加した日吉台小学校を中心に募集を実施した。
オンラインで一体感
プログラムは、区内で小学生向けの運動教室「慶應キッズパフォーマンスアカデミー」を同研究科とともに主宰する一般社団法人慶應ラグビー倶楽部の協力を得て実施している。同社団理事の和田康二さんによれば「コロナの影響で運動教室も休みに。先の見えない中、パフォーマンスアカデミーの子どもたちに何かできないかと考え、区に先行して開発実施したのがこの運動プログラム」と話す。
その特徴は双方向性。ZOOMアプリを利用することで、コーチが子どもらに呼び掛けて指導できることから「名前を呼んでもらえると、一人でやっている感じがせず一体感が生まれ、ただ動画に合わせて運動するより、ずっとモチベーションもあがる」という。
たたみ一畳でできる動作
内容は動物を模した運動や、ボールを投げる動き、しゃがんで正確に早く立つなど、簡単かつ、運動能力を向上させるような動作。今後、参加者の動画を解析し、どのぐらい運動能力が伸びるかなど効果検証を行う。
区は、この取組みを通じてラグビーW杯のレガシー醸成および、東京2020大会の開催機運醸成にもつながればとする。
また同研究科の神武直彦教授は「コロナ禍の状況だけでなく、遠隔地で運動指導を受けられない子どもなどの機会創出のきっかけにもなれば」と話していた。
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