新型コロナウイルスの影響を受け、飲食店はテイクアウトなどのサービスを強化している一方、横浜市は食中毒に注意が必要と呼びかけている。
市健康福祉局によると、今年1月から5月末までで食中毒の患者数は36人。昨年同期間の94人から大幅に減っている。新型コロナによって飲食店の利用が減ったことと、手洗いや消毒などの励行が原因と考えられるが、今後気温の上昇を受けて食中毒が懸念されるのはテイクアウトだ。特にできたてで温かい料理を持ち帰る場合は細菌が増殖しやすいことを念頭に、同局は寄り道などをせずに「すぐに持ち帰る」「早めに食べる」「保冷材を活用する」などの対策を呼び掛ける。
例年は初夏から初秋にかけて、O(オー)157など腸管出血性大腸菌の感染が増えてくる時期でもあり、より一層の注意が必要だ。同局は「消費者側も食中毒防止の意識をもってほしい」と話している。
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