笑顔を見せる宮崎さん（中央）
ＡＴＭで声かけ
港北警察署（太刀野一夫署長）は10月５日、詐欺被害を未然に防止したとして、区内在住の会社員、宮崎愛子さん（40）に感謝状を贈呈した。
被害を防いだのは８月22日。宮崎さんが横浜高田郵便局のＡＴＭに並んでいると、高齢女性が携帯電話で通話しながら操作を行っていたという。電話口からは怒鳴り声も聞こえ、しどろもどろだったことから疑問を感じた宮崎さんが声をかけた。女性には、身に覚えのない携帯電話の未納料金を請求するショートメールが届き、記載の電話番号に連絡し、被疑者からの指示を受けていたという。詐欺を確信した宮崎さんが速やかに１１０番通報したことで被害を未然に防止した。
「勇気が必要だったが、被害に遭ったら大変と思って声をかけた」と当時を振り返る宮崎さん。「詐欺は身近に起きうるものだと実感した。自分も気をつけたい」と話した。太刀野署長は「一般の方の協力で防げたことは喜ばしいこと。怪しいメールや電話があればすぐに１１０番をお願いしたい」と詐欺撲滅への想いを口にした。
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