横浜市の最高顕彰、横浜文化賞の受賞者がこのほど発表された。港北区からは、社会貢献分野でＮＰＯ法人ゴールデンウェーブ理事長の吉田奈美子さん（95歳、高田東）が選ばれた。また、バレリーナの沖香菜子さん（30歳、綱島西）が芸術分野で、文化・芸術奨励賞を受賞した。
横浜文化賞は、横浜の文化の発展に尽力し、その功績が顕著な人を顕彰する市の名誉ある賞。今年で69回目。11月18日には、横浜みなとみらい小ホールで贈呈式が開かれる。
吉田さんは大正に生まれ、昭和、平成、令和と永きにわたり合唱文化を牽引してきた。理事長として携わる「国際シニア合唱祭 ゴールデンウェーブｉｎ横浜」には、国内のほか台湾、韓国、フランスなど海外からの合唱団も参加する。吉田さんは「合唱が好きという気持ちだけでこれまでやってきました。合唱の魅力は美しい心になること。今後も活動が続くよう（ＮＰＯ法人の）体制づくりを強化していきたいと思います」と話す。
沖さんは横浜出身の若手実力派バレリーナ。２０１０年に東京バレエ団に入団し、数々の演目で主演を務め、18年にバレエの最高位、プリンシパルとなる。市内でバレエ教室を主宰するなど、地元横浜でも目覚ましい実績があり、国内外でのさらなる活躍が期待されている。沖さんは「名誉ある賞を頂き、とても驚いています。これまで支えてくださった沢山の方々に感謝し、今後も日々精進して参りたいと思います」と受賞のコメントを寄せた。
?田奈美子さん
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沖香菜子さん(C)Nobuhiko Hikiji
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