プールの授業が中止になった小学生らが水泳を学べる機会を作ろうと、スポーツクラブ「メガロス綱島」が11月30日、無料で教室を開き、市内の児童18人が参加した。
体験に訪れたのは、区内や鶴見区の小学1年生から4年生。水に慣れるため素潜りを行い、次にバタ足やクロールの泳法などを習った。水上に浮かべたボールを集める遊びでは、皆夢中な様子で球拾いに興じ、水に親しむ特別な時間を過ごした。
大曽根小学校から参加した山崎晴夏さんは「楽しかった。今のうちに練習し、来年の授業までには泳げるようになりたい」と語った。
同クラブは地域貢献の一環として、コロナ禍以前から地元の小学生向けに、着衣泳の指導や体操教室などを行ってきた。今回は市教育委員会の後援のもと、市内ほぼ全ての小学校に参加を募った。同クラブの佐藤岳明副支配人は「辛い状況だが、運動を通じて仲間と触れ合う楽しさを感じてもらえたら」と語った。
市教委の担当者は「今年はコロナの影響で、市内の小学校で水泳の授業が中止になった。子どもたちが泳ぎを学べる機会をつくることができ、ありがたい」と話した。
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