大倉山記念館の前に立つ大倉邦彦氏＝大倉精神文化研究所提供
（公財）大倉精神文化研究所（平井誠二所長）は「大倉邦彦と大倉山記念館〜世のために田を耕す〜」を1月17日（日）まで、大倉山記念館ギャラリー（大倉山2の10の1）で開催している。開場は午前10時から午後5時。
大倉山ゆかりの実業家で、区内外問わず社会貢献に生涯を捧げた大倉邦彦氏の生涯をパネルや映像作品で紹介する。同氏が竣工し、今回の会場となっている大倉山記念館と周辺地域の歩みも紐解く。展示のタイトルにある「世のために田を耕す」は大倉氏の言葉。「農家が田を耕すのは、自分で食べるためではなく、世の中の全ての人が生きていけるようにするため」という意味が込められているという。
同研究所は「私利私欲のためでなく、社会を良くするための活動ができる若者を育てることで平和な社会を築きたいと願った大倉氏の思いを知っていただければ」と語った。
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