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特別インタビュー 日舞の魅力、世界に発信 創作舞踊団正藤流・家元 正藤勘扇さん
区内から海外まで幅広い舞台で活動する創作舞踊団『正藤流』(家元・正藤勘扇さん/新吉田町)。民謡民舞全国大会で数回の経済産業大臣賞を受賞し、海外公演など多岐にわたる活動を行ってきた同団。未曽有の感染症に世界が揺れた昨年を乗り越え、新たな一年に向けた意気込みを取材した。
同団は10代から40代の15人が在籍し、日々稽古に打ち込んでいる。港北公会堂での公演や区内の行事など、地元で精力的な活動をしてきたほか、世界各国の舞台にも出演。勘扇さんによると「特に海外の人たちは日本の踊りを欲しがる」といい、これまでアメリカのラスベガスやロサンゼルス、ハワイ、中国、ベトナムなどに赴いた。少しでも多くの人に日本舞踊の魅力を伝えることを大切に、「呼んで頂いたら積極的に行く」と団員の正藤竜之助さん。ハワイには同団のファンクラブもあり、コロナ禍以前は例年出張公演を行っていたという。「若い層が多いから、アクティブにやろう!というのも(正藤の)強み」。古典を基礎としながらも独創的な創作舞踊が持ち味の同団。常に新しいことに挑戦する姿勢を貫く。
コロナ禍でも常に挑戦
昨年は新型コロナの影響で、毎月50公演ほどあった出演依頼が全く無い状況になったこともあった。稽古にも集まれない状況が続く中、空いた時間を生かそうとそれぞれで手づくりマスクを制作した。勘扇さんはじめ団員たちと協力して作ったマスク200枚を集めて昨年、鳥山町の社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団に寄贈した。地域貢献活動も積極的に取り組む。
韓国での出演を予定していた「日韓交流おまつり2020in Seoul」は、コロナの影響でオンライン開催となった。「踊りは生が一番」と臨場感ある舞台を届けてきた同団だが、「動画ならではの舞台にしよう」と演出方法を模索。新たな試みとして、踊りの前後に芝居のシーンを取り入れた「物語性のある舞踊」を作り上げた。公演は動画配信サイトYouTubeで生配信され、現在もアーカイブを見ることができる(同サイトで「日韓交流おまつり2020in Seoul」で検索、動画の1時間50分頃から出演)。
稽古場近くの居酒屋「遊楽正藤」にはステージがあり、お酒と踊りが楽しめる。現在はコロナの影響で定期公演も休止中だが「踊りはやはり生で見てもらいたい。難しい時期だが、公演が再開したら、ぜひ見に来てほしい」と竜之助さんは語った。
正藤産業株式会社
神奈川県横浜市港北区新吉田町3158
TEL:045-592-7126
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