プラスチック製品の設計・製造を行う有限会社ヒロテック(加藤浩司取締役会長/新吉田町)は1月6日、高田中学校に特製のマスクケースを寄贈した。
同中では技能員らを中心に、机上衝立などの独自のコロナ対策グッズを作製していた。昨年7月末に、その取組みを報じたタウンニュースの紙面を見た加藤会長が「感銘を受けて何か協力したい」とマスクケースの寄贈を提案した。
その後は、職員らと打ち合わせを重ね、カラーリングやデザインを決定。同校のキャラクターをあしらった特製マスクケースを完成させた。ケースの製造方法もマスクを入れやすいように工夫を凝らしており、抗菌加工も施されている。加藤会長は「健康を守るだけでなく、ものづくりに興味を持つきっかけになれば」と話す。
従来は昼食の際は、ナプキンの上にマスクを置いて食事をしていたといい、横田由美子校長は「抗菌ケースに入れることで、マスクをより清潔に保てるのでは」と期待を寄せる。また地元企業の協力に、「大変ありがたい。生徒たちも改めて地域の人々の愛やサポートに支えられていることを再確認できたと思う」と振り返った。
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